☆『人工股関節置換術』☆
8月13日、人工股関節置換術を受けました。
手術室に入ってから病室に戻るまでは5時間程。全身麻酔から覚めた最初の記憶は、病室に戻る移動中のベッドの上でした。
病室では、いろいろな感覚がありましたが、とにかく気分が悪く、ムカムカして何度も嘔吐しました。手術前から食事をとっていないので吐き出すものは無いのですが、何度も嘔吐しました。痛み止めの点滴に副作用があるから嘔吐の原因はそれかもと、痛み止めの点滴の使用を中止しました。すると嘔吐は止まりました。しかしその後はものすごい痛みとの戦いになりました。
副作用の出ない痛み止めを点滴しましたが、痛み止めの効果は全くありませんでしたので、痛み止めの点滴はやめました。そこで痛み止めに効果があるかも知れないという座薬で対応することになりました。
昼間は回診やリハビリでいろいろと気が紛れることがあるのですが、消灯が早く静かな夜はひたすら痛みとの戦いでした。
昼間ウトウトしてる時間もあるかも知れませんが、術後4日間”夜”は一睡もできませんでした。
病室が窓際で、ブラインド越しの光がとても明るかったので、ブラインドを少し上げてデジカメで撮ったお月様です。窓越しの月を一晩中眺めて過ごしました。
手術した脚には感覚がなく、自分の意思では全く動かせないのですが、手術の翌日には自力で車椅子に乗り、二日後には四点歩行器(写真)での歩行練習が始まりました。一日一時間課せられるリハビリテーションでのリハビリは、マッサージから始まってストレッチ、筋トレ、歩行練習など、動かない脚を嫌でも動かしていくカリキュラムが理学療法士によって組まれます。リハビリが終わった後はベッドに転がり込んでしばらく動けません。汗をかき、泣きべそをかき、疲れ果ててベッドに転がり込む日々…。
動かなかった脚が少しづつ動き始めます。
自分の意思で動かせるようになってからの回復力は驚異的で、術後4日目で杖歩行練習開始。6日目に四点歩行器卒業。術後11日目に退院の運びとなりました。
退院直後は少しの歩行で息が上がりバテました。体力の無さを痛感し、休日のたびに近所をリハビリ散歩。少しづつ距離と時間を延ばしました。
退院して一か月、用心の為に杖を持っていますが、杖が無くても歩けるようになりました。
医師からは激しい運動は勧められないと言われているので、女房とマラソン大会に出るのはもう無理かなと思っています。
ただ身体は動かすように、あまり体重は増やさないようにと言われているので、軽いランニングやハイキングなどは楽しんでみたいと思っています。
今日の野草。
☆標準和名☆
トレニア
☆別 名☆
ナツスミレ・ツルウリグサ・ハナウリグサ
☆科/属名☆
ゴマノハグサ科 トレニア属
☆識別ポイント☆
花色は淡紫、青、白、ピンクなど。多花性で色彩豊かな花が次々咲き続けて花壇をにぎやかに彩る。
☆名前の由来☆
スウェーデンの牧師「トレン」にちなむと言われている。
☆花ことば☆
華奢。
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