先日の1月25日
「平成23年度東京都硫黄島戦没者追悼式」
に遺族の一員として参列させて頂きました。
気温22℃ 天候曇り時々雨。
初めて降り立った硫黄島は春先から初夏のような心地よい暖かさ、迎えてくれた自衛隊の方々の隊服は半袖でした。当時も今も硫黄島では水がとても貴重です、到着とほぼ同時に降りだした雨に私は祖父が最大限のもてなしで迎えてくれたと思いました。
右の写真は追悼式を行った場所、「鎮魂の丘」
前方にかすんで見えるのが摺鉢山です。
この島で散ったすべての人間が水を欲っしていました。
鎮魂への思いを「水」で、平和祈念を「花」で象徴しています。献水すると水盤の水があふれ、会場中央の導水路を伝って参列者のあいだを水と花が静かに流れていきます。
本土から南へ1250km。近くの父島までへも270km離れ、まさに南海に浮かぶ小さな孤島。今も地殻変動、隆起を続け、地割れによる道路の補修箇所が何カ所もありました。摺鉢山に登れば簡単に島全体が一望できてしまいます。
右写真、摺鉢山の頂上から南海岸を望む。
摺鉢山麓集団埋葬地から、少し斜面を登ったところにある14糎水平砲。
噴気孔から立ち昇る蒸気。
大小含めると、島内のいたるところから噴出していました。
航空自衛隊C1輸送機。
入間基地ー硫黄島間往復、今回の硫黄島戦没者追悼式参列者並びに関係者を無事に送り届けてくれました。
今日の野草。
☆標準和名☆
ハイビスカス
☆別 名☆
ブッソウゲ
☆識別ポイント☆
雄しべを途中につけた雌しべが長く突き出して咲く。ハワイの州花。
☆名前の由来☆
ハワイでの呼称から。
☆花ことば☆
熱い愛情。繊細な美しさ。
硫黄島に咲いていた花の中で一番大輪で色彩に富み目を惹きました。
戦争のことや大本営への恨み節はあえてここでは書きません。
今回の追悼式参列及び硫黄島訪島で、祖父に関する新しい情報が得られました。変なことを書いてると思われるでしょうが、この訪島で祖父に会えることが出来たこと、感謝しています。
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